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自助具工房

自助具工房のご案内

「自助具」とは、加齢や病気・怪我などで体に不自由さが出てきた時に、日常生活をより便利に、より楽にできるように工夫された道具のことです。高齢の方や障がいのある方の生活の不便さは、一人ひとり違い、用具もその方に合わせると使いやすくなります。
自助具工房では、「市販品を購入したけれど使いにくい」「市販品にはない用具を作ってほしい」などの声にお応えし、市販の用具の調整や、簡単な自助具の製作を行います。

ミミー

自助具相談の流れ

対象者は、福岡市内にお勤めか、福岡市内に在住の方身体機能が低下した概ね65歳以上の高齢者身体障害者手帳をお持ちの方高齢者や障がい者を介助されている方です。

自助具相談の流れ

完成・引き渡し。
原則、引き渡しは相談者来所の上、使用方法や注意点などを説明。
費用は材料費実費。(窓口現金払い)
完成までの期間は、相談状況やボランティアの活動状況などにより時間を要する場合もございますのであらかじめご了承ください。

利用された方の声

  • 「グリップ付き鍵」

    • 自助具
    • 自助具

    Aさんは障がいの為、指先に力が入りにくくなり鍵をうまくつかめず落とすことが多くなりました。そこで、自助具相談し、鍵を持ちやすいよう鍵に木製の握りを取りつけました。鍵を取り落とさずに使いやすくなりました。

  • 「牛乳パック固定台とオープナー」

    • 自助具
    • 自助具

    Bさんは、指先が変形しており、牛乳パックをあけるのに苦労していました。
    自助具相談し、牛乳パックを固定するもの、あけるものを作ってもらいました。
    以前よりスムーズに牛乳パックをあけることができるようになりました。

  • 「フレキシブル長柄耳かき」

    • 自助具
    • 自助具

    Cさんは、肘と肩が動かしにくく、耳かきができませんでした。丸棒で作成した柄に市販の耳かきを固定することで、好きな時に耳かきをすることができるようになりました。付け替えができるようにし、綿棒も使えるようになりました。

  • 「タイピング棒」

    • 自助具
    • 自助具

    Cさんは、頚髄損傷の後遺症で指にマヒがあり、キーボードを打つのに苦労していました。そこで、丸棒の先に編み棒キャップを取り付けたものを、ポケット付きホルダーに差し込み、手の平に固定できるようにしました。楽にタイピングができるようになりました。

自助具室にはたくさんの道具があります!
ものづくりが好きな方、ぜひボランティア登録をお待ちしています。詳しくは展示場スタッフにお尋ねください。

自助具の写真
自助具の写真